I love you の訳し方
私の愛読書である「I love youの訳し方」という本のおはなし
有名な文豪、夏目漱石が
「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳した。
ここ最近英語中心に生活していたため、
日本語の繊細さにきづかされた。
日本語は時間や季節のうつろい
心情にあわせた細やかなニュアンスを使い分けることができる。
言葉には無限の表現があり、使う人によってそれは異なる
また同じ文章を読んでも味わい方は人それぞれ。
毎度のことながら、なんて奥ゆかしい言語なんだろうと思わされるる。
表現は言葉遊びであり、その人の性格をもあらわす。
こんなおもしろいツールは言葉だけである。
数あるお気に入りのうちの1つ
もう一度お逢いして、その時、いやならハッキリ言って下さい。私の
この胸の炎は、あなたが点火したのですから、あなたが消して行って下さい。私ひとりの力では、とても消す事が出来ないのです。 太宰治
一旦ついてしまったろうそくの灯は強ければ強いほど、その相手に熱中していればいるほど、自分では制御できなくなってしまう。
恋の気持ちをろうそくに例える表現がとてもロマンチックである。
もう青春は終わったと思っていたのに 有吉佐和子
青春とは具体的に決められた期間はないと思う。後から振り返って、あれが青春だったと思った時、ようやく自分の青春を判別する。 多くは学生時代というが、たまたまそれが学生時代であっただけであり、青春は一度きりではない。
どんなに歳をとっても。恋をすれば盲目になるし、生きることが楽しくなる。
これを青春と呼ばずして、なんと呼べばいいのだろうか。
私もよく学生時代を振り返って、青春の懐かしさに思いふけることもあるが、前を向いたら案外すぐそばに青春を見つけることができるのではと期待したい。